自分を支える力となる経験や出会いがある

私が嘉穂高校を志望校に決めたのは、部活動と勉強どちらも頑張れる環境が整っていると感じたからです。授業と部活動をこなすことは楽だったとは決して言えませんが、大学受験時に「これだけ頑張ったんだから」という自信と力に繋がりました。実は、私は高校3年生の秋まで志望校が決まっておらず、とりあえず近くの大学に行こうかなと考えていました。そんな時に、それでいいのか、本当にやりたいことは何かと背中を押してくださったのが当時の担任の先生でした。その先生のおかげで目標が定まり、今では大変充実した大学生活を送ることができています。自分の目標を叶えるために頑張るなかで、自分を支える力となる経験や出会いがある。嘉穂高校はそんな場所です。

筑波大学人文・文化学群　日本語・日本文化学類
立石 すみれ さん（第71期生）

高校の授業が今に繋がっています。

中学生の頃に嘉穂高校の吹奏楽部の演奏を目にし、「私もあの中で演奏してみたい！」と強く思い、武道・日本文化コースを受検しました。合格が決まったときの嬉しさは今でも覚えています。部活と勉強の両立がしやすく、充実した毎日でした。現在、大学で日本文化の枠組みの一つである近代文学について学んでいます。芥川龍之介や川端康成などの文豪や作品に注目して研究しています。武日クラスに入ったからこそ日本文化に興味を持ち、今の勉強につながっています。友人にも恵まれ本当に楽しい3年間でした。

別府大学文学部国際言語文化学科4年生
奥野 美咲 さん

武日での経験が自信と誇りに。

私は武道・日本文化コースの卒業生で本当によかったと思っています。高校生の時にはなかなか気づくことができませんでしたが、3年間を通して授業や部活動で学び、身についた礼儀や貴重な体験は、大学に進学し、社会に一歩踏み出したときにとても役に立ち、自信と誇りを持つことができています。中学生の皆さん、武日クラスには常に高い目標を持ち、それに向けて努力する仲間、自分が頑張っていることを全力で応援してくれる仲間が沢山います。そんな仲間たちと一緒に自分の夢に向かって充実した高校生活を是非送ってください。

東京藝術大学音楽学部器楽科4年生
伏見 はな さん

3年間の思い出は1つに絞れません。

高校での一番の思い出は、とても選びきれません。それくらい毎日が充実していました。私の専門競技である剣道には、素晴らしい先生方がいらっしゃって、その先生方との出会いによって技術面だけではなく、人間的にも大きく成長できました。また、クラスメイトの多くが推薦入試で大学に進学するなかで、一般入試にチャレンジし合格できたことも自信に繋がっています。最後に忘れられない思い出として、予餞会があります。クラスメイトと漫才を2年連続で披露し、会場が笑いに包まれた瞬間は今でも目に焼き付いています。

福岡大学スポーツ科学部スポーツ科学科4年生
二田水 凛太朗 さん

理数科目が決して得意だった訳ではありません。

私が嘉穂高校の理数科を選んだのは、理数科目が得意だったわけではなく、苦手な数学が鍛えられるかな？と思ったからでした。入学してどうだったかというと、入って正解だったと思います。私の数学担当の先生はとても教え方がわかりやすく、どんどん難解になる高校数学に置いてけぼりにならずに済みました。理数科の数学は２年生までに教科書の内容がほぼ終わります。その後、大学受験に向けて演習の時間が多く確保されていたので、計算力にひらめき力と数学を解く力をしっかりと身に付けることができました。また、理数科は３年間クラスメイトが変わりません。その分仲良くなるし、気軽に話せる友人がクラスの中にたくさんいたのは学生生活を送るうえでとてもプラスになりました。高校時代に身に付けた知識や経験は大学に入ってからの土台となりました。そして現在は、医師という確かな目標に向かって頑張っています。

佐賀大学医学部医学科6年生
河東 美菜 さん