理数科

理数科

科学への関心を深め、発展的な学習ができるコース

平成2年に設置され、これまでに沢山の優秀な人材を社会に送り出しています。理科・数学に興味関心があり、将来理系分野へ進み活躍したいと考えている皆さんの期待に応えるカリキュラムを準備しています。毎年、九州大学をはじめとする国公立大学や難関私立大学に多く進学しています。理数科は理系分野に関する探究心や高い志を持つ生徒がお互いに切磋琢磨しながら、心身ともに成長できるクラスです。

通学区域:筑豊地区全域
クラス編成:1クラス
定員:40名
※令和4年度入試における情報です。

  • 理数科独自の充実したカリキュラム
  • 課題研究や大学実習を通して科学探究力を育成
  • 深い学びを実現する専門性の高い数学・理科の授業

よくある質問

高校卒業後の進路状況を教えて下さい。

理数科に在籍している生徒のほとんどが難関国公立大学を中心に大学進学を考えています。「進路実績」に載せているとおり、これまでにすばらしい成果をあげています。現役で難関大学を目指すならば、理数科で頑張りましょう。

授業のスピードが速いと聞いているのでついて行けるかどうか心配です。

確かに授業のスピードは速いです。例えば「数学」は2年生までで、3年生の内容をほぼ終わります。当然、中学校までの学習時間では足りないでしょう。しかし、しっかりと目的を持って学習する習慣が身につけば大丈夫です。また、個人添削や補習を行うなど、フォローもしっかりと行っています。

家庭教師に来てもらったり、塾に通わないと勉強について行けませんか。

まずは、授業をしっかりと受けて確実に理解できるようにしましょう。解らないところが出てきたら、どんどん先生方に質問にいきましょう。昼休みや放課後は職員室は質問に来る生徒でいっぱいです。

部活動との両立はできますか。

大丈夫です。理数科の多くの生徒が部活動と両立をしながら頑張っています。ただし、時間を上手に利用しましょう。嘉穂高校の3年間で、多くのことに積極的にチャレンジして下さい。

3年間クラス替えがないのが不安なんですが。

安心して下さい。3年間クラス替えがないということは、それだけクラスの団結力が強まります。理数科は、生徒同士がお互いに協力し、切磋琢磨できる明るく前向きなクラスです。

途中で理数科から普通科へ変わることができますか。

できません。普通科と比べて授業の進む速さも違いますし、学習する科目も違います。理数科を希望するときは、「3年間理数科で頑張るぞ」という強い意志を持って臨んでください。

課題研究とは何ですか。

本校では、従前から夏休みや冬休みを利用して生徒の興味・関心のある内容をもとに実験や観察を行っていました。平成21年の教育課程の改定で理数科では「課題研究」をを行うことが明確に義務づけられました。
本校では2年次に週2時間カリキュラムの中に課題研究の時間を設け、それぞれが興味・関心のある課題を設定し、研究活動に取り組んでいます。詳しくは理数科課題研究のページを見てください。

普通科との交流はありますか。

本校理数科を「8組」としているのは、全ての学校行事を「普通科」「理数科」区別なく取り組み、「嘉穂高校生」として学校生活を送ってもらうことを目的としているからです。理数科の生徒は生徒会活動等にも積極的に参加し、学習面はもちろん、部活動、生徒会活動などいろんな方面で嘉穂高校を引っ張っています。

課題研究

課題研究とは

理数科の生徒が取り組む『課題研究』では、自ら課題を設定し、答えのない問題や疑問を解決していく力を身に付けることを目的としています。

校内発表会を経て選ばれたチームは、翌年の福岡県理数科課題研究発表大会に出場します。

福岡県大会出場者の声

失敗を重ねた先にある成功への道筋

私も中学生の頃、嘉穂高校理数科の理数科課題研究について説明を受けました。その時は、「どうせ実験するだけやろ。実験くらい何回もしたことあるし」と思っていました。しかし、実際は違います。課題研究では、まず、テーマを決めることから始まります。日頃からアンテナを張っていると、日常生活に潜んでいる小さい謎や疑問がたくさん見つかります。テーマが決定したら、次は実験です。基本的には、同じ班のメンバーと実験していきますが、教科書通りにはいかず、失敗、失敗、失敗の連続です。先生方に足りない知識を補ってもらったり、実験のサポートをしてもらいながら、「成功させるためには」と頭をフル回転させます。すると不意に時は訪れます。成功に近づく明るい光が差し込んでくるのです。長く続いた失敗から抜け出したときの感動や達成感を中学生の皆さんにもぜひ経験して欲しいです。勉強、部活に加えての課題研究はとても忙しかったのですが、課題研究を通して、授業を越えた化学の面白さを体感できました。嘉穂高校の理数科課題研究を通して、科学や研究のおもしろさを一緒に体感してみませんか?

松延 一誠 さん
(飯塚市立飯塚第一中学校出身/陸上部所属)

理数科独自行事

実験実習in大学実験室

北九州市立大学国際環境工学部の実験室を訪れ、教授や大学生から直接指導いただきます。将来の進路について考える大きなきっかけになります。

令和4年度入試合格実績(一部抜粋)

北海道大学(総合教育学部-理系)、神戸大学(工学部市民工学専攻、国際人間学部)、九州歯科大学(歯学部)、熊本大学(薬学部薬学科)

進路実績(過去5年累積)

各種パンフレット

学科・コース別のパンフレットは、

各種パンフレットのページでご覧いただけます。

卒業生の声

理数科目が決して得意だった訳ではありません。

私が嘉穂高校の理数科を選んだのは、理数科目が得意だったわけではなく、苦手な数学が鍛えられるかな?と思ったからでした。入学してどうだったかというと、入って正解だったと思います。私の数学担当の先生はとても教え方がわかりやすく、どんどん難解になる高校数学に置いてけぼりにならずに済みました。理数科の数学は2年生までに教科書の内容がほぼ終わります。その後、大学受験に向けて演習の時間が多く確保されていたので、計算力にひらめき力と数学を解く力をしっかりと身に付けることができました。また、理数科は3年間クラスメイトが変わりません。その分仲良くなるし、気軽に話せる友人がクラスの中にたくさんいたのは学生生活を送るうえでとてもプラスになりました。高校時代に身に付けた知識や経験は大学に入ってからの土台となりました。そして現在は、医師という確かな目標に向かって頑張っています。

佐賀大学医学部医学科6年生
河東 美菜 さん (25期生)

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